Minecraft統合版サーバーを立ててNintendo Switchからも遊べるようにする
環境
Windowsで立てたサーバーに、ローカルネットワーク内の統合版のマイクラからアクセスして遊べるようにしたい。
サーバー: 統合版サーバー (マシン: Windows 10 自作PC)
クライアント: マインクラフト統合版(マシン: Windows 10, Android, iPad, Switch)
クライアントはすべてサーバーと同じローカルネットワーク内にある
やること
- 統合版サーバーを立ち上げる
- Windows機からサーバーに入れるようにする
- Switchからサーバーに入れるようにする
Bedrock Edition - Minecraft Wiki
統合版サーバーを立ち上げる
- Windows用サーバーソフトウェアをダウンロードする https://www.minecraft.net/ja-jp/download/server/bedrock
- zipファイルを解凍する
- Windows Defenderファイヤウォールで、解凍したフォルダ内のbedrock_server.exeを許可する
- bedrock_server.exeをダブルクリックで起動する
全体の手順はこちらが詳しい。
【マイクラ統合版】自前サーバーの立て方をやさしく解説! | WEBレコ
Windows Defenderファイヤウォールの設定手順はこちらが詳しい。
Windowsファイアウォールの例外にアプリケーションを追加する方法 | バッファロー
ゲーム内の設定についてはこちらが詳しい。設定したらbedrock_server.exeを再起動する。
マインクラフト(MINECRAFT)統合版サーバーの設定 | LIFEWORK Blog
Windows機からサーバーに入れるようにする
サーバーとして使っているマシンでマインクラフトを起動してサーバーにアクセスできるようにする。
管理者権限でコマンドプロンプトを立ち上げて、下記を実行する。
CheckNetIsolation.exe LoopbackExempt –a –p=S-1-15-2-1958404141-86561845-1752920682-3514627264-368642714-62675701-733520436
マインクラフト統合版(クライアント)を立ち上げて、遊ぶ→サーバー→サーバーを追加
- サーバー名: local
- サーバーアドレス: 127.0.0.1
- ポート: 19132
追加したサーバーをクリックするとワールドに入れる。
この時点で、同じネットワーク内にあるスマホ、タブレット、PCの統合版マインクラフトからもサーバーにアクセスできる。 しかし、Nintendo Switchなどのコンシューマーゲーム機はアクセスできない。プラットフォーム間の差異についてはこちらが詳しい。
Bedrock Edition - Minecraft Wiki
Switchからサーバーに入れるようにする
Switchでは、IPアドレスを指定してサーバーにアクセスすることができない。ただし、特集サーバーにはアクセスできる。
そこで、下記のような設定を行えば自分の立てたサーバーにアクセスできる。
- ローカルネットワーク内にDNSサーバーを立てる
- DNSサーバー側で特集サーバーのドメインを自分が立てたサーバーのIPアドレスにひもづける。
- Switchで、自分が立てたDNSサーバーで名前解決するように設定する
下記のリポジトリのREADMEに従うと、上記の設定が行える。
GitHub - ConnorGraham/Minecraft-Nintendo-Switch-Private-Server
docker desktopを使う場合、Docker Desktop Backendがファイヤウォールで弾かれていないか確認しておく。 設定ができたら、switchからLifeboat のサーバーに入ると、自分の立てたサーバーにアクセスできる。
Minecraftのポリシー的にセーフなのかは確認していないので、手法とリポジトリの紹介にとどめておく。
補足
上記では、特定のサーバーに飛ばすような設定を紹介したが、任意のサーバーにアクセスする手法もある。
下記のリポジトリでは、READMEに記載のDNSサーバーを使うことで、任意のサーバーにアクセスできることを紹介している。
自分でDNSサーバーを建てる必要なく任意のサーバーにアクセスできるので簡単。ただし、海外の有志が提供するサーバーを利用することになるため、セキュリティ上のリスクがあることには注意する。
まとめ
面倒なのでRealmsを買うといい。